廃車手続きは色々と面倒な手間がかかってしまいます。廃車代行業者を利用すれば余計な手間や時間をかけずに廃車手続きが行えます。代行業者にはいくつか種類があるのでメリットやデメリットを踏まえた上で適した業者を選択しましょう。

主な代行業者

廃車代行手続きができる代行業者は主に下記の通りです。
・ディーラー
・車両販売店（中古車販売店）
・行政書士
・廃車買取業者
ディーラーや車両販売店に下取りしてもらうのが一般的です。新車を購入する際に今まで使用していた車を廃車にすることができます。
行政書士は行政に関する手続きを本人に代わって行ってくれます。廃車手続きも行政に関するものなので行政書士に依頼することが可能です。多くの場合、代行手数料が必要となります。
廃車買取業者の多くは解体業者となっています。車両を解体して使える部品はリサイクルに回し、その他の部品も資源として扱っています。廃車手続きから解体までを代理で行ってくれる所が多く、手数料もほとんどの場合かかりません。

代行業者それぞれのメリット・デメリット

ディーラーや中古車販売店は中古車として販売できそうな廃車であれば高価買取が期待できます。中古車販売店においてはインターネット上で多くの企業の概算見積もりを確認できる便利なサービスもあります。いくつかの業者を比較して廃車するには最適です。ただし、中古車として販売できないものは下取り価格0円という結果もあり得ます。販売できないような廃車の買取には向かない業者です。
行政書士は書類手続きは行ってくれますが、業者への依頼や車両の持ち込みは自身で行わなければなりません。代行手数料もかかってしまいます。
廃車買取業者は中古車販売店などが下取り価格0円と評価するような廃車でも、高価で買取をしてくれる場合があります。リサイクルできる部品や資源を評価してくれるためです。販売できないような車であれば廃車買取業者の方がお得となるケースもあります。

廃車手続きに関する費用

ディーラーや中古車販売店において下取り価格0円となった場合、0円で廃車を回収してくれる所もあります。しかし、廃車手数料を別途支払わなければならないこともあるので注意が必要です。「新車購入を前提に」という条件の元、0円で引き取ってくれる所もあります。業者によって異なるので事前に確認しておいた方が良いでしょう。
行政書士は代行手数料が必要になります。行政書士とは別に解体業者などに依頼しなければならないので別途費用がかかる可能性があります。
一方、廃車買取業者は手続きから解体まで無料で行ってくれます。最も料金がかからない方法と言えます。さらに、廃車が高価買取となれば得をするかもしれません。
このように廃車の代行手続きは車の状況を判断し、業者のメリット・デメリットを踏まえた上で選択する必要があります。